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秋田大学海外鉱業研究会地球物理班
(秋田大学地球惑星透視プロジェクトチーム)
チーム理念 地球物理とは 活動内容 Q&A
活動内容
主に,地球物理に関する研究プロジェクトの実施,個人の興味がある分野の文献調査・プレゼンテーションを行っています.2018年度の研究プロジェクトとしては次の2つを実施しています.
① 気象予報プロジェクト
② 太平山地域の地下水マップ作成プロジェクト
各プロジェクトの概要を以下に示します.
① 気象予報プロジェクト
一般的な気象予報は,高度な観測技術,シミュレーション技術が必要ですが,我々はこのような技術を使わずに経験則だけで正確な気象予報ができる技術の研究開発に取り組んでいます.具体的には,気象庁が公開している気象通報の原稿を元に天気図を作成し,データを蓄積することで,天気の変遷の経験的な法則を求めること,アメダスから気温変化,湿度変化等の物理量の変化を調べることを主な手法として採用しています.今年度は,10/8~10/14の秋田市の週間気象予報をすることを目標に研究を進めています.この気象予報のために,約3ヶ月分の天気図を蓄積していく予定です.
② 太平山地域の地下水マップ作成プロジェクト
地下水調査は,水資源の供給を確保することや,汚染物質の循環を明らかにするなど,資源,環境の両面において非常に重要です.特に放射性廃棄物の地層処分において,長期に渡って地下に廃棄物を封じ込めることが必要ですが,火山,断層が多い日本では,廃棄物処分の場所を選定することは難しいです.そのため,地下の物質循環機構を詳細に明らかにすることが必要で,地下水に関する研究は今後,ますます発展していくと我々は考えています.今年度は,秋田市北東部の太平山地域において,水系図,起伏量図の作成といった地形解析と既存の地質図の利用から地下水の揚水ポテンシャルが高い地域を推定することを目標に研究を進めています.地形解析や地質図解釈のような室内作業の他,実際に現地に赴き,揚水用井戸の分布調査も行う予定です.
以上の研究プロジェクトの成果を11月に行われるインフォメーションセンター企画展にて公開できることを目標に進めております.我々の研究成果が少しでも社会に役立てれば幸いです.
他にも様々な研究プロジェクトに挑戦していきたいと考えております.「こんなのがやりたい!」という意見は大歓迎です.
「幅広い知識を習得したい」,「新しいことに挑戦したい」という方,是非地球物理班に加入し,共に良い研究チームを作りましょう!!

天気図を作成する班員の様子
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